ホルンはベルが後ろに向いているので、音が後ろに飛ぶ。

そこで、ベルの近くに固い板を置くと音が反射して前方に飛ぶ。

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前に飛ぶという事は、よく聴こえるという事。

観客にホルンの素晴らしい響きを伝える為に、時折必要になるのである。

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さて、この反響板。楽器屋に売っているのを見たことがない。

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売ってないなら、作ればいいのではないか！

板と板を支える脚さえ用意できれば…！

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PVC（塩化ビニル）板、照明用三脚、カメラ用自由雲台、そして固定用の金具…。

​設計図はアタマの中。

そして出来上がったのが、下の試作1号機。

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ホルン奏者の方に試奏してもらったところ、かなり好評でした。

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そして、このホルン反響板を団員だけでなく他のホルン奏者にも使って頂きたい、

そう考えたワタクシは、

固定部の強度を上げてラフな使い方でも耐えられるようＣＡＥ解析をかけ、

シンプルで安くお使い頂けるような専用部品を設計。

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​近日、精度を向上させた量産試作品を公開予定…！

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